 |
 |
 |
| ● |
ルコック・システム
−身体の「モジュール化」に向けて−
|
 |
|
猪俣 哲史(フィジカルシアター・フォーラム主宰)
|
|
| |
日本ではなかなか全貌が見えないルコック・システム。その教育手法について、筆者自身がイギリスで受講した授業を中心にカリキュラムの概要を平易に紹介する。ルコックの主著『Le
Corps Poetique』を読み解く上での手引きであり、また、ルコック・システムを知るための格好の入門論文。
|
|
| |
演劇批評誌『シアターアーツ(第二次)』
2004年夏号・秋号に連載。
「はじめに」〜第2章 →夏号、
第3章〜「おわりに」→秋号
価格:1,000円
発行:AICT(国際演劇評論家協会)日本センター
発売:晩成書房
TEL. 03-3293-8348 FAX. 03-3293-8349
E-mail. mail@bansei.co.jp
http://www.basei.co.jp
|
|
| |

|
|
| |
[本文より抜粋]
・・・ルコック・システムが身体に課す構造はあくまでも参照点にすぎず、家元制度のように特定のスタイルへ盲目的に追従することを強制するものではない。それは生徒自身の意志によって自由に活用=遊戯されねばならないのである。仮面や物質、そして伝統芸能のスタイルは、身体に対して特殊な動きの回路を導入する。しかし、それらはいずれも互換可能な構成プログラムであり、役者自身の必要性に応じて選択・連結されるべきものである。構造の欠如した一様な身体でもなく、硬直した中央集権的な身体でもない、「モジュール化」された身体。その無数の組み合わせの可能性によって、役者たちは高い表現の自由度を手にすることができるのである。
[目次]
はじめに
1.ルコック国際演劇学校
2.即興演習(Improvisation)
2.1 旅支度:心理的再現(Le Rejeu Psychologique)
2.2 ニュートラル・マスク(Le Masque Neutre)
2.3 表現へ
2.3.1 「モノ」への同一化(Identifications)
四大元素 元素からモノへ
演技への応用 色、音
2.3.2 仮面
キャラクター・マスク(Les Masques de Caractere)
ラーバル・マスク(Les Masques Larvaires)
ユティリタリアン・マスク(Les Masques Utilitaires)
反マスク(Contre-Masques)
2.3.3 キャラクター・メイキング
キャラクターとシチュエーション
物理的制約下での即興
3.動きのテクニック(Technique des Mouvements)
3.1 身体と発声の準備(Preparation Corporelle et Vocale)
解剖学的分析 演劇的身体運動
3.2 演劇的アクロバット(Acrobatie Dramatique)
3.3 動きの分析(Analyse des Mouvements)
波動、逆波動、孵化
分析的演技
動きの意味作用
4.Auto−cours(自由創作)
5.二年次のカリキュラム
メロドラマ:Melodrame
コメディア・デラルテ:Commedia dell'arte
ブッフォン:Bouffons
悲劇:Tragedie
クラウン:Clowns
おわりに |
|
|
|
|
| |
*「ルコック・システム入門」のワークショップ開催記録は、こちらをご覧下さい。 |
|